馬の耳

【馬の豆知識】

・馬の耳

草食動物である馬は目で周りを見ると同時に耳で周りの物音を聞き取って危険から逃げ延びなければいけませんでした。

そのため馬はとても音に敏感な動物です。

人間で耳を自由に動かせる人というのはそうそういないと思いますが、馬は耳を自由自在に動かせることができます。

馬の耳のまわりには10もの筋肉があり、まるでレーダーのように左右別々に耳を180度クルクルと動かすことができあらゆる方向からの音を聞いています。

 

また、馬の耳は感情を表します。

「目は口ほどにものを言う」という言葉がありますが、馬の場合は「耳は口ほどにものを言う」と言ってもいいでしょう。

「この馬、今何を考えているのかな?」と思った時はまず耳を見てみましょう。

 

【耳を立てて前方に向けている】

前方にあるものに注意や関心を向けています。

特に初めて見るものや見慣れないもの、初めて聞く音などがするとこういう耳の動きをします。

「大丈夫だよ」とやさしく声をかけてあげましょう。
馬の耳1

 

【耳を横に向けている】
リラックスしていて普通の状態です。
ただ、体調が悪い時とも似ているので目や表情なども見て体調を判断しましょう。
馬の耳2

 

【耳を後ろに伏せている】
怒っていたり、周りを威嚇する時は耳を後ろに倒します。
噛んだり蹴ったりしようとすることもあるので不用意に近づかないようにしましょう。
馬の耳3

このように馬の聴覚はとても優れており、コミュニケーションの手段としても使われているのです。
これを知ったらもう「馬の耳に念仏」なんていう失礼なことわざは使えないですね(笑)

 

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馬の視野

【馬の豆知識】

・馬の視野

馬の顔のつくりの特徴のひとつに目のついている位置があげられます。

他の動物と比べてみても両目の間隔はかなり離れており、ほとんど頭部の真横に目がついていると言ってもよいぐらいです。

もちろんこういう目の位置であることは大きな理由があります。

馬は草食動物であり野生で生き抜くためには常に肉食動物から逃げ延びなければなりませんでした。

横に目がついていることによって視野が広がり、忍び寄ってくる天敵をいち早く察知することができるのです。

それに加え、瞳孔が横長に開いていることにより馬の視野はなんと350度にもおよびます。(ちなみに人間の視野は約200度)

ということは馬は真後ろ以外のほとんどの範囲は見えていることになりますね。

さらに、単眼視(たんがんし)といって左右それぞれの目で別のものを見れるという特徴もあります。

なので草を食べているときでもシッカリと周囲を警戒することができるのです。

これだけ見ると馬の目は長所ばかりのようにも思えますが、欠点もあります。

馬は視野の約80%は片目で見ており、焦点を合わす筋肉も発達していないために視覚による距離の感覚があまりよくつかめません。

なので、遠くのものを見るときは頭を下げて上目づかいのように見て、逆に近くのものを見るときには頭を上げて焦点を合わせようとします。

これに対して肉食動物の両目は顔の正面についており草食動物ほど視野は広くありませんが、視覚による距離の感覚がつかみやすくなっています。

このように草食動物、肉食動物それぞれの野生の生活環境によって生き延びていくために目の役割もそれぞれ異なっているのです。

馬の視野

 

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ばんえい競馬

・ばんえい競馬

競馬と言えばサラブレッドに騎手が乗って行うものを指すと思いますが、それ以外にも色々な形の競馬があり、その中のひとつが北海道で行われているばんえい競馬です。

ばんえい競馬は体重1トンを超える馬が500キロ以上もの重りを乗せた鉄ソリを引いて競走するとてもダイナミックなレースです。

全長200メートルのコースにバンケットと呼ばれる二つの急坂があり、それを登る姿は迫力満点!

ばんえい競馬1

また、急坂を登る直前には一旦止まって呼吸を整えてから駆け上がるというような騎手同士の駆け引きなどもあり、とても奥が深くて見応えタップリです。

 

ばんえい競馬は世界でたったひとつ北海道でしか行われておらず、北海道開拓時代の農耕馬が現代のレースへと受け継がれ今では北海道遺産として多くの人達に親しまれています。

 

ばんえい競馬にはペルシュロンやブルトン、ベルジャンなどの重種の混血が使われています。http://www.minnano-jouba.com/mame_chishiki05.html

サラブレッドの競馬のようなスピード感はありませんが、逆に言えばスタートから馬と一緒に歩きながら観戦できるのもばんえい競馬の魅力のひとつ。

北海道に旅行に行かれた時は是非ばんえい競馬に足を運んでみてはいかがでしょうか。

ばんえい競馬は北海道の帯広市にある帯広競馬場で行われています。

詳しい開催日程やアクセス方法などはばんえい競馬のホームページをご覧ください。

http://www.banei-keiba.or.jp/

 

ばんえい競馬2

 

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野次馬

【馬にまつわる言葉】

・野次馬

野次馬(やじうま)という言葉があります。

自分には直接関係のないようなことでも何かの出来事があれば面白半分に駆けつけて見物したりする人のことを言いますね。

では、なぜこういう行動をする人を野次馬と言うのでしょうか?

野次馬の語源は親父馬(おやじうま)という言葉でその名のとおり歳をとった馬のことを意味しています。

馬は集団で群れを作って行動する動物ですが、歳をとり体力や権力がなくなった馬は先頭に立たず若い馬の後ろをただついて歩くだけになることから転じて、人の後をぞろぞろとついて回る人や他人の出来事を無責任に騒ぎ立てる人などのことを野次馬と呼ぶようになったと言われています。

また、歳をとった馬は仕事などにも使うことができないことから、うるさいだけで何の役にも立たない人のことを野次馬と呼ぶようになったという説もあります。

 

そして、野次馬から派生した言葉で「野次る」や「野次を飛ばす」という言葉も使われるようになりました。

甲子園での阪神戦に行くとこのような光景がよく見られますね(笑)

またこういった意味合いとは別に野次馬という言葉は「暴れ馬」そのものを指す言葉でもあります。

 

馬にまつわる言葉はたくさんあり、もちろんいい意味の言葉もありますが悪い意味の言葉もたくさんあり、野次馬という言葉はどちらかと言うと悪い意味で使われます。

ただ、それだけ人と馬の関係が昔から深かったためにこういう言葉が生まれたとも言えるでしょう。

老いたる馬は道を忘れず

 

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