【馬の豆知識】
・白毛
馬には様々な毛色があります。
その中でも極めて珍しい毛色が白毛です。
日本で初めて白毛が確認されたのは1979年(昭和54年)ですが、海外ではこの白毛がサラブレッドでもまれに見られるということは昔から知られていました。
フランスでは昔、モンブラン(1963年生まれ)という白毛の種牡馬がおり、また19世紀のアメリカでもホワイトクロス(1896年生まれ)という白毛のサラブレッドがいました。
白毛の馬はほぼ全身が真っ白な毛で覆われています。
芦毛の馬も歳を重ねるごとに徐々に白くなっていきますが、白毛の場合は生まれたときから全身が白くなっています。
また、毛の下の地肌の色は芦毛の馬の場合は黒かそれに近い色ですが、白毛の場合はピンク色になっています。
以前は白毛は体が弱いという間違った認識をされていたこともありました。
しかし、必ずしもそういった証拠はなく、白毛が生まれる原因となっている遺伝子を両親から同時に受け継ぐと、死んで生まれたり出生直後に死亡する(白色致死)ことから、白毛は体質が弱いという誤解をされていたと思われます。
また、白毛の競走馬は競走能力が劣ると思われていたときもありました。
しかし、近年はブチコをはじめとして、白毛の競走馬で勝ち星をあげる馬が何頭も出てきており、これが誤解であることが証明されています。
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