【馬の種類】
・アラブ種(Arab、Arabian)
アラブ種はその名の通りアラビア半島が起源で、およそ2000年にも渡りベドウィン(アラブ系遊牧民)たちの手によって改良を続けられた軽種で、体高は約140cm~150cm、体重約400kgとサラブレッドより小柄で華奢で速力も劣りますが、耐久性や耐候性に優れています。
毛色は鹿毛・栗毛・芦毛・青毛などがあります。
アラブ種は現存する馬の改良種の中で最初に確立した馬種とされており、世界の馬種に最も大きな影響を与えたと言われています。
1500年代以降にヨーロッパに多く持ち込まれ、アラブ種を元にして成立した馬種も多く、サラブレッドやクォーターホースなどもこのアラブ種を元にして作られました。
近世初期にはポーランドが改良の中心でしたが、その後エジプトやイギリスに広がり、1900年代に入るとアメリカが改良の中心になりました。
また、アングロアラブという馬種もありますが、これはアラブ種とサラブレッドを掛け合わせて作られた品種です
日本ではサラブレッドと共にこのアングロアラブも競走馬として多く用いられ生産もされてきましたが、アラブ種に関しては日本ではあまり普及しなかったために日本でアラブといえばこのアングロアラブのことを指すことが多く、アラブ種に関しては「純血」アラブと言わないと通じないことがあります。
しかし、近年ではアングロアラブは日本では競走馬として用いられることがなくなったためにほとんど生産は行われていません。
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