【馬の種類】
・トラケナー(Trakehner)
トラケナーは18世紀にプロイセン王国(現在のドイツ北部からポーランド西部)で品種改良され作り出された軽種です。
なお日本ではトラケーネンと呼ばれることもありますが、これはトラケナーを生産したトラケーネン牧場の名前が品種名と誤解されたものです。
プロイセン王国はオーストリアで育成されていたリピッツァナーに対抗する軍馬の育成を目的としてトラケーネン牧場を開設しました。
トラケーネン牧場は繁殖牝馬をおよそ500頭も繋養する大規模な牧場で国家的規模で生産と育成を行いましたが、その牧場で地元の在来馬であるシュヴァイゲン種とポーランドから買収したアラブ種を掛け合わせて誕生したのがこのトラケナーです。
トラケナーはスピード、持久力ともに優れており18世紀半ばにはリピッツァナーと共に世界最良の軍馬のひとつとして認識されていました。
19世紀後半になるとスピード能力に優れたサラブレッドにその地位を譲ることになりましたが、トラケナーは現在も馬場馬術用の馬として品種改良が続けられ活躍を続けています。
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