・競馬場跡を巡る ~大阪競馬場(長居)~
大阪府は関西地方の主要都市ですが、現在は競馬場はありません。
しかし、昔は大阪にも競馬場が存在していました。
それが現在の大阪市東住吉区にある長居公園に存在していた大阪競馬場です。
大阪競馬場は1948年に設立、1959年に廃止されています。
ちなみにこの大阪競馬場は2代目で初代の大阪競馬場は戦前に大阪府八尾市に存在していました。
2代目の大阪競馬場は一時は地方競馬の中でも全国第2位の売上をあげるほどでしたが、同じ場所に大阪中央競輪場や長居オートレース場が設立され、競輪場の方に客足を奪われて廃止を余儀なくされました。
現在は長居公園内に長居スタジアムなどが建設されスポーツ公園として整備されています。
長居スタジアムはサッカーJリーグのセレッソ大阪の本拠地であり、また2002年にはサッカーワールドカップが、2007年には世界陸上が開催された場所でもあります。
大阪競馬場のスタンドはかつてはこの長居スタジアムの辺りにあったようです。
大阪競馬場の跡地である長居公園で実際に馬が走っていたであろう場所を歩いてみます。
長居スタジアムと長居第2陸上競技場の間の道です。
この辺りが最後の直線からゴールの辺りだったと推測されます。
大阪競馬場は右回りのコースだったとのことなので右回りに歩きます。
ここは1コーナー辺りだったと思われる場所です。
桜の季節にはこの辺りもキレイな桜で満開になるみたいです。
休日には家族連れでシートをひいてご飯を食べたり、遊んだりしている人も多いです。
そして2コーナー。
もう少し歩くと植物園が見えてきます。
さらに進むと噴水のある広場があります。
向こう正面の直線だったと思われる場所です。
3コーナー。この辺りのカーブはいかにもかつては競馬場だったという面影を感じさせられますね。
途中にはこんな(女の子と子馬?)の像もあります。
そして4コーナー。この辺りもキレイなカーブが残されています。
最後の直線です。
大阪競馬場の廃止から50年以上経った今でも道路にその面影を感じることができました。
今では休日には家族連れでピクニックに来たり、子供たちが野球やサッカーをしていたりと、みんなの憩いの場としてたくさんの人に親しまれている場所になっています。
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