犬や猫などのペットを飼って癒しになっている人が多いように動物には人間を癒す力があり、動物と触れ合うことでストレス解消につながります。
馬も犬や猫などと同じように人間を癒す力があり、それはホースセラピー(乗馬療法)と呼ばれ、その効果は近年特に注目を集めています。
ホースセラピーは正式にはホース・アシステッド・セラピー(HAT)といい、ヨーロッパではアニマルセラピー(動物介在療法)としてポピュラーな治療手段で、スイスやドイツなどでは健康保険が適用されているほどです。
乗馬を通じて、また馬の手入れや馬にエサをあげたりなど、馬と触れ合うことによって心や身体に障害を持たれている方の精神機能や運動機能を改善させ、また不登校や引きこもりなどの悩みを持たれている方の社会復帰を早めるリハビリのひとつとして、「医療・教育・スポーツ」の3つの要素を持ち合わせている事からもホースセラピーは日本でも近年徐々に広まりを見せています。
ホースセラピーは横にインストラクターが付いて馬を引っ張って行うので、もちろん乗馬経験は全く必要ありませんし、運動神経も全く関係ありません。
馬もホースセラピーのためにしっかりと調教された大人しい馬を使うので、身体に障害を持たれている方でも安心してセラピーを受けていただくことができます。