引退馬協会からのお知らせ

・引退馬協会からのお知らせ

【引退馬の繋養施設の実態調査にご協力ください】

引退馬協会1

引退馬協会では、引退馬の最終ステージを支える繋養施設の情報を集めています。

競走を引退した馬をリトレーニングして乗馬として次のステージへと繋げる活動が活発に行われるようになった昨今、JRA(日本中央競馬会)が引退競走馬の余生に対する支援に向けて具体的に動き出していることが伝えられています。

この馬たちがすべての仕事を終えたあと、どこで余生を送るのか・・・ 2014年、引退馬を繋養している11の団体が集まり、飼養管理や高齢馬の獣医療などの情報を共有し、また、意見交換をする場として、「引退馬連絡会」が立ち上がりましたが、日本全国にはこの他にも引退馬を繋養している施設が数多くあると思われるものの、どれだけの数の施設があるのか、どれだけの引退馬が繋養されているのか、また今後どれだけの馬を受け入れることができるのか、その実態は分かっていません。

どの馬にもいつかはすべての仕事を終える日がきます。

近い将来、こうした引退馬の預け先の需要が必ず増えてくることを鑑み、この度、引退馬協会では、セカンドライフやサードライフを終えた馬たちが最後のステージを送る繋養施設の実態調査を行うことといたしました。

お寄せいただいた情報はインターネットを通じて多くの方に開示し、引退馬を引き取って余生を支えたい人にご覧いただくことで、一頭でも多くの馬を終の棲家へと繋げていきたいと考えています。

引退馬を繋養している施設の運営者様、またそうした施設をご存知の方は、ぜひご協力いただけますよう、お願いいたします。

詳しくは引退馬協会のホームページをご覧ください

https://rha.or.jp/topics/2018092101.html

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

UMA LIFE 2018年10月号

・UMA LIFE 2018年10月号

UMA LIFEの10月号が発売されました。
今回のUMA LIFEも役立つ乗馬の情報とキレイな写真が満載です。
是非ご覧ください。

UMA LIFE 2018年10月号

・2018年10月号 (2018年9月15日発売)の目次

★アジア大会で総合・馬場で団体金メダル、障害団体が銀メダル、
個人総合で大岩選手が金メダル獲得。

●主なコンテンツ
■特集1
総合馬術 祝! アジア大会の団体・個人で金メダル!
1頭の馬と1人のライダーで3種目を競う馬術のトライアスロン
・日本馬術連盟 総合馬術本部 細野茂之本部長に聞く!
・第39回 全日本ジュニア総合馬術大会2018/CCI1*Yamanashi
・日本の第一人者 大岩義明選手と一問一答!
・総合馬術の決まりごと

■特集2
暑くても熱い夏競技
・第70回全日本馬場馬術大会2018 PartⅡ
・第42回全日本ジュニア障害馬術大会2018
・第52回全日本高等学校馬術競技大会

■特集3
現役バリバリ!
ベテランライダーたちのハツラツ馬ライフ
・92歳+72歳+65歳+27歳=みんなで256歳!
・元生花店の夫婦と馬が咲かせた薔薇色のセカンドライフ
・「孫にカッコいいところを見せたい!」
・「柔の道は乗馬への道」
・セルフ整体 筋肉を鍛える 馬屋原孝惠

■特別企画
北海道・標茶町のプロジェクト
がんばった馬たちに安心して暮らせる“終の棲家”を!

■感度は360° 人&馬ナビゲーション
・その一走に全てをかけて 桜流鏑馬の世界
※桜流鏑馬をテーマにした女子高生の
青春小説が発売に!
・馬とふれ合えるのが東京競馬場のスゴいところ
・美浦トレセン近くにあるポニーのいるかき氷店
・馬専門のテーピングケア
・宮崎県シーガイアで海岸外乗を満喫

■海外乗馬ツアー
・ハンガリー 騎馬民族マジャルのルーツを探る旅 中編(田中雅文)

■人と馬に出会う旅
・信じた道を真っすぐ進む若手調教師の挑戦(太田宏昭)

■好評連載コラム
・馬がいる場所 愛知県高浜市 おまんと祭り(写真=大岩友理)
・森裕悟のこんな感じで、どうでしょう ビギナーが陥りやすい失敗
・千本木倫子のイギリスからNeigh Neigh 聞いて 最高レベルの競技会もご近所で
・芹澤永治のクリアラウンド式スクール 競技会出場の際の心構えとポイント
・馬の調教 最終回 再調教が必要な場合(長谷川雄二)
・馬とん・タッチ!!
・馬探訪 ダノンヨーヨー

・クラブガイド/馬のお仕事・リクルート
・うまうまVOICE /馬ちがい探し7
・UMA LIFE Collection/Information/読者プレゼント

 

【UMA LIFE定期購読のプレゼント】

UMA LIFE定期購読プレゼント

期間限定!(2018年12月31日迄)

馬のぬいぐるみ(ストラップ付)

対象購読プラン:1年・2年

バッグや携帯電話に付けられる 馬のミニぬいぐるみ(ストラップ付) をプレゼント。

■サイズ:タテ11×ヨコ11cm ストラップ付

 

みんなの乗馬ホームページはコチラをクリック↓

このエントリーをはてなブックマークに追加

「ユルリ島の野生馬」展覧会

・「ユルリ島の野生馬」展覧会

以前のブログで北海道にあるユルリ島で暮らしている野生馬についてご紹介しました。→「ユルリ島に生きる野生馬」

ユルリ島の野生馬

このユルリ島の野生馬を撮影している岡田 敦さんの展覧会が東京都の大正大学で開催されます。

 

かつて「馬の楽園」といわれた北海道根室沖に浮かぶユルリ島。

その存在はこれまで道外ではあまり知られる機会がありませんでした。

北海道命名から150年の節目を迎えた今年。

本作品の関東での展覧会は初めての機会となります。

昨年度の東川町国際写真フェスティバルにおいて東川賞特別作家賞を受賞した作品「ユルリ島の野生馬」の展覧会に是非足をお運びください。

岡田敦写真展

↑クリックで拡大します

 

【ユルリ島の野生馬】
北海道根室半島沖に浮かぶユルリ島には、かつて昆布漁の労力として島に持ち込まれた馬の子孫が無人島となったいまでも生きている。

ユルリ島は周囲7.8km、面積168ha、海抜43m。

台地状の島の海岸線の大部分は30~40mの絶壁をなし、岩礁で囲まれている。
その切り立った断崖の上に昆布を引き上げるため、馬の力が必要だった。

「ユルリ」の語源は、「鵜の居る」を意味するアイヌ語の「ウリル」である。

島はエトピリカやチシマウガラスなど、希少鳥類に指定されている鳥の繁殖地であるため、北海道の天然記念物や国の鳥獣保護区に指定されている。

そのためメディアをはじめ、人の立ち入りは禁止されている。

ユルリ島に馬がはじめて持ち込まれたのは1950年頃である。

戦後、本土に昆布の干場を持たなかった漁師が、土地を求めて島に移り住み、切り立った断崖上にある干場に昆布を引き上げるため、馬を島に持ち込んだ。

馬は30~40m程ある崖の上で、網に詰め木枠に入れられた昆布を、櫓に下がった滑車を使って引き上げた。

最も多い時期には、約9軒の番屋と7基の櫓があった。

いまでも島には櫓跡が数カ所残り、干場跡に残る小石が当時の生活を偲ばせる。
しかし、昭和40年代になると本土に新しい干場ができ、エンジン付きの船も普及しはじめた。

それは昆布の干場を求めて島に渡った漁師にとって、島で生活を続ける必然性がなくなったことを意味した。

やがて島から人が去りはじめ、最後の漁師が島を後にしたのは
1971年のことだった。

島の馬は「連れてかえってきたところで馬を放つ場所がない。
肉として売ってしまうのも忍びない。せめて余生を島で暮らせたら」という漁師の思いから、馬の餌となるアイヌミヤコザサが豊富なユルリ島に残された。

本土でもトラックの普及により、多くの家が馬を売った。
その後、ユルリ島の馬は、近親交配を避けるため種馬だけが約5年おきに入替えられ、牡馬が生まれると間引きされた。

多い時には約30頭の馬が生息し、給餌を受けず、交配や出
産は自然にまかされた。

機械化が進み、多くの馬が家畜としての存在価値を失ってゆくなかで、ユルリ島の馬は人が去った無人島で使役されることもなく、島のなかで静かに世代を重ねてきた。

その姿を見て人は、その島を「馬の楽園」と呼んだ。

エトピリカが囀り、タチギボウシやツリガネニンジンなどの白花品種が咲き乱れる。

貴重な生態系の中で命を紡ぎ、世代を重ねながら島の環境に順化してきた馬たちは、根室の歴史や風土が生みだした文化的所産とも言える。

しかし2006年、間引きをしていた漁師たちの高齢化もあり、牡
馬が島から引き上げられた。島には14頭の牝馬だけが残り、馬はやがて消えゆく運命となった。
2006年に14頭いたユルリ島の馬は、2011年には12頭、2017年には3頭にまで減った。

夏になれば花畑とかすユルリ島は、約300種の植物が生育するため北海道の自然環境保全地域に指定されている。

しかし馬がいなくなれば、馬の餌となるイネ科の植物などで島は
覆われ、希少な高山植物を含め、島の植生は大きく変わってしまうだろう。

鳥だけではなく、植物や馬も含めて北海道の天然記念物に指定されていれば、ユルリ島には違った未来があったのかもしれない。

根室半島沖に浮かぶ小さな楽園で生きる馬の姿をみていると、
僕たちはいま文化としてなにを守り後世に伝えてゆくのか、そうしたことが問われているような気がする。

 

2018年  岡田 敦

ユルリ島の野生馬2
ユルリ島の野生馬

岡田 敦 OKADA Atsushi
会期: 2018 年4 月13 日(金)~ 6 月24 日(日)
開場時間: 10:00 – 19:00
入場料 : 無料
主催: 大正大学

後援: 根室市
落石漁業協同組合
根室・落石地区の幻の島ユルリを考える会
東川町国際写真フェスティバル
豊島区
作品制作協力: 株式会社堀内カラー フォトアートセンター
パイオテック株式会社
特別協力: NPO 東京画
会場: ESPACE KUU 空 (エスパス空)
大正大学 5 号館1 階 東京都豊島区西巣鴨3-20-1

出品作品: 約20 点 写真+映像作品

|会期中のプログラム(予定)|
アーティストによるギャラリートーク
ゲストによるトークセッション
スライドショー
書籍の販売

ユルリ島2

 

岡田敦

1979 年、北海道生まれ。

2002年、第4回富士フォトサロン新人賞受賞。

2003年、大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。同年、「生きること」に焦点をあてた写真集『Platibe』、『Cord』(窓社)を刊行。

2008年、日本全国の若者約50人を撮影した『I am』(赤々舎、
2007年)で第33回木村伊兵衛写真賞を受賞。同年、東京工芸大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了、博士号取得(芸術学)。

2010年、『ataraxia』(青幻舎、2010年)刊行。

2012年、世界に潜む崇高な美しさを写真にとらえようとした『世界』(赤々舎、2012年)
を刊行。

2014年、 第66回北海道文化奨励賞受賞。同年、命の誕生の時間を赤裸々に撮りおさめた 『MOTHER』(柏艪舎)を刊行。

2015年、『1999』(ナガトモ)を刊行するなど、精力的に作品を発表している。
2011年からは、北海道根室市からの委託により、根室半島沖に浮かぶユルリ島に生息する野生馬の撮影を続け、2017年に第33回写真の町東川賞特別作家賞を受賞。

受賞
2017年 第33回 東川賞 特別作家賞
2014年 第66回 北海道文化奨励賞
2008年 第33回 木村伊兵衛写真賞
2002年 第4回 富士フォトサロン新人賞

写真集
2015年 『1999』(ナガトモ)
2014年 『MOTHER』(柏艪舎)

2012年 『世界』(赤々舎)
2010年 『ataraxia』(青幻舎)
2007年 『I am』(赤々舎)
2003年 『Cord』(窓社)
2003年 『Platibe』(窓社)

okada01

 

 

みんなの乗馬ホームページはコチラをクリック↓

このエントリーをはてなブックマークに追加

UMA LIFE 2018年3月号

・UMA LIFE 2018年3月号

UMA LIFEの3月号が発売されました。
今回のUMA LIFEも役立つ乗馬の情報とキレイな写真が満載です。
是非ご覧ください。

UMA LIFE 2018年3月号

・2018年3月号 (2018年2月15日発売)の目次

特集1
今年こそ!異国の地へ 馬の旅
世界の馬に会いに行こう

●アイルランド ケルトの国でのんびり馬時間(青木賢至)
●ヨルダン ペトラ遺跡を巡る (長谷川久雄)
●インド 国産馬・マラワリホース (高嶋麻衣)
●キルギス シルクロードの国を馬で行く
●英国・ロンドン オリンピア・ホースショーを見に行く(田中雅文)
●COLUMN 海外乗馬の旅に魅了されて

 

特集2 北海道冬景色 1

●どさんこ牧場「D-base」の不思議な人馬一体
●帯広競馬場 ふれあい動物園
●連載 馬がいる場所
雪と共演するサラブレッドたち in 北海道・日高(写真:内藤律子)

 

読者リクエスト企画 第2弾!

●馬運車はどんな車? 慶應大学馬術部
●育成牧場って、どんなところ? 高木競走馬育成牧場(神奈川県厚木市)

 

今年も内外の競技会に注目!

●CDI Gotemba 2017 国際馬場馬術大会
●ジュネーブCHI大会

 

もっと馬を知ろう!

●みんなが集まる楽しい見本市 ホースメッセ
●田中雅文の外乗完全マニュアル 外乗で乗馬は上達する?
●太田宏昭の人と馬に出会う旅 親子馬 奇跡の再会

 

感度は360° 人&馬ナビゲーション

●各種目のトップライダーと一挙に会える馬術の祭典
●ナビ図書館 『ホースマン』(石黒建吉・著)
●北総新春ホースショー2018
●ピアッフェ通信 北原広之×大岩義明のスペシャルトークショー
●類くんの楽しい絵画館2 馬が好きでよかった!
●子どもたちの笑顔溢れるポニー牧場

 

好評!連載

●馬鏡 東良弘一日馬連馬術本部長に聞く (大久保登喜子)
●森裕悟のこんな感じで、どうでしょう 乗馬4級ライセンスへの道
●馬の調教 馴致 (長谷川雄二)
新連載!
●千本木倫子のイギリスからNeigh Neigh 聞いて
イギリス原産サフォーク・パンチ

●馬探訪 スズカフェニックス

 

役に立つ情報コーナー

●クラブガイド/馬のお仕事・リクルート
●うまうまVOICE/馬ちがい探し7
●UMA LIFE Collection/Information/読者プレゼント

 

 

みんなの乗馬ホームページはコチラをクリック↓

このエントリーをはてなブックマークに追加