・競馬場跡を巡る ~紀三井寺競馬場~
昔は今よりも馬が身近な存在でした。
農耕馬としてや荷物の運搬など、人間の生活には欠かすことのできない存在だったのです。
しかし、機械化などによって馬の活躍する場が減り、段々と身近でない存在になっていきました。
昔は今よりも競馬も盛んに行われており、全国各地に今よりもはるかに多い数の競馬場が存在していました。
しかし、売上減などで競馬が廃止され競馬場の数も段々と減っていったのです。
今回のブログでは昔、存在していた競馬場の跡を巡ってその痕跡を探っていきたいと思います。
まぁグリーンチャンネルで放送されている競馬ワンダラーのような企画ですね(笑)
第一回目は紀三井寺競馬場(和歌山県)です。
紀三井寺競馬場は1909年(明治42年)に開設されました。
1975年には年間来場者数33万人、年間売り上げ89億円に達し、盛況を博しました。
しかし、レジャーの多様化などによる売り上げ減によって1988年に廃止されます。
現在、紀三井寺競馬場の跡地は和歌山県立医科大学・和歌山県立医科大学付属病院となっています。
しかし、今現在でもかつてこの場所が競馬場だったという痕跡がシッカリと残っています。
このように外周道路が競馬場のコースの形を残しているのです。
病院の案内板を見ても競馬場のコースの面影を見ることができます。
この外周道路を歩いてみます。
まずは川沿いの道を。
ここは以前は最後の直線コースやスタンドがあった辺りです。
続いて1コーナー。
このようにキレイなカーブがそのまま残っています。
続いて2コーナー。
いい感じのカーブですねぇ。
続いて向こう正面の直線です。
そして3コーナー。
4コーナーに差し掛かるところで国道42号線に合流しました。
このように競馬場のコースの跡が外周道路としてハッキリと残っており、当時の面影を感じることができました。
「かつてはここを馬たちが駆けていたんだな」という思いにふけりながら散歩するのもなかなか面白いものです。
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