常歩
常歩は乗馬をする上で最も基本的な動きです。
速歩や駈歩が上手くなるにはまず上手な常歩をマスターするのが乗馬上達の近道だと言えるでしょう。
さて、常歩の時の馬の肢はどういう動きをするかご存じでしょうか?
常歩はこのイラストのように右後肢→右前肢→左後肢→左前肢の順で四拍子のリズムで動く運動で、常に二本あるいは三本の肢が地面に接している運動です。
速さは分速で約110m、時速にすると約6.6kmぐらいで、収縮常歩→尋常常歩→中間常歩→伸長常歩の順に歩度が伸びていきます。
常歩は頭を上下左右に大きく動かして歩き、騎乗者には前後の揺れが伝わりますが上下の反撞はほとんどありません。
ちなみにジョーバというフィットネス機器がありますが、このジョーバの動きは常歩の動きを再現したものですね。
常歩はたいていは運動の最初のウォーミングアップと運動後のクールダウンの時に行う歩様です。
人間でも準備運動をせずにいきなり走ると足を痛めたりするように馬もいきなり速歩や駈歩をすると肢を痛める原因となるので常歩運動というのはとても重要です。
さて、常歩というと普段のレッスン時には特に何も考えずに乗っているという人も多いかもしれませんが、常歩の時にも色々と意識して乗るようにすれば上達がグッと早くなるでしょう。
さて、その上達のポイントですが・・
それはまた次回に(笑)
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