【馬の豆知識】
・草食動物のセルロース消化方法
前回のブログ(馬がセルロースを分解するしくみ)では馬が草のセルロースを消化する方法をご紹介しました。
馬は盲腸の中の微生物によって草のセルロースを分解し、それをエネルギーとして利用しています。
人間はセルロースをエネルギーとして利用することができないので、これは草食動物ならではの特徴と言っていいでしょう。
では、馬以外の草食動物のセルロースの消化方法はどのようになっているのでしょうか。
例えばウサギの場合。
ウサギも馬と同じで盲腸の微生物によってセルロースを分解します。
しかし、ウサギは盲腸で分解した糞(盲腸食)を、肛門に口をあてて食べるという習性を持っています。
この糞には栄養分がタップリと含まれています。
まだ利用できる栄養分である自分の糞を食べることによってスムーズに栄養を吸収し、セルロースの消化効率を上げているのです。
次は牛の場合の消化方法です。
牛は胃を4つ持っており、胃の中にいる微生物によってセルロースを分解しています。
そして、反芻(はんすう)動物である牛は一度飲み込んだ食べ物を吐き戻して何度も咀嚼(反芻)します。
このように反芻を行うことによってセルロースをスムーズに消化することができ、エネルギーとして利用することができるのです。
牛は4つも胃を持っているので、盲腸でセルロースを分解している馬に比べて消化の効率がおよそ3倍も優れています。
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