馬の聴覚

【馬の豆知識】

・馬の聴覚

草食動物である馬は自然の中では肉食動物から逃げないと生き延びていけませんでした。

そのため、耳をクルクルと色んな方向に動かしてあらゆる方向からの音を聞いています。

馬の耳には10個もの筋肉があるので、耳を自由自在に動かせることができるのです。

 

また、馬は人間とは聞き取れる音の周波数が違います。

人間は一般的に音の周波数が20ヘルツ~20キロヘルツの間の範囲内はその音が聞き取れますが、周波数が20キロヘルツを超えると聞き取れなくなります。

このような人間が聞き取れない範囲の音のことを「超音波」という風に言われていますが、馬の場合はこの超音波もある程度は聞き取ることができるのです。

馬が聞き取れる高音の限界はおよそ30キロヘルツとされています。

人間より10キロヘルツ高い周波数の音でも聞き取っているのです。

例えば、虫の発する音などには色々な周波数成分が含まれていますが、同じ虫の音でも馬の耳には人間とは違って聞こえているものと思われます。

しかし、逆に馬は低い周波数での聴力は人間よりも劣っているとされています。

 

聴力は動物によって違いがあります。

例えば犬などは80キロヘルツの音まで聞き取ることができ、コウモリになると100キロヘルツ以上の音、イルカにいたっては何と150キロヘルツの音まで聞き取ることができると言われています。

馬の耳1

 

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当て馬

【馬の豆知識】

・当て馬

現在、馬の生産は人間が交配相手を選んで人為的に仔馬の生産が行われています。

サラブレッドの競走馬の生産なども繁殖牝馬に優秀な種牡馬を選んで交配を行っていますが、仔馬の誕生には「当て馬」という存在が欠かせません。

 

馬の繁殖シーズンは春ですが、牝馬は繁殖シーズンならいつでも牡馬を受け入れるというわけではありません。

牝馬はシーズン中におよそ三週間おきにめぐってくる交配適期だけしか牡馬の交尾を許さないのです。

 

当て馬はこの交配適期を判定する役割を担っています。

交配適期にきたと推測される牝馬には、まず最初に当て馬が近づけられます。

もし、交配適期でなかった場合には牝馬はいなないたり、後肢で蹴ったりして牡馬を拒否します。

もし、蹴って種牡馬にケガをさせたりしたら大変なことになってしまいます。

なので、最初に当て馬が使われるのです。

 

もし、交配適期であった場合は当て馬が近づいてもジッとして牡馬を受け入れる姿勢を示します。

この姿勢が確認できれば、当て馬はお役ご免となり代わりに種牡馬が登場するのです。

 

当て馬はかなりツラい仕事ではありますが、彼らの努力がなくては円滑な仔馬の生産は成り立たないのです。

cheval selle francais au pré

 

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汗の役割

【馬の豆知識】

・汗の役割

毎日暑い日が続きますね。

これだけ暑いと何もしなくても外に出ているだけで大量の汗が出できます。

 

汗には「体温調整」という重要な役割があります。

体内で熱が生産されたときに熱を体外へ放出するという大切な役割を担っているのが汗なのです。

風邪などをひいて熱が出たときなどに汗を出すことによって熱が下がったという経験はみなさんもあるのではないでしょうか。

 

人間と馬は汗を多くかく動物で、二大汗かき動物といってもいいかもしれません。

しかし、人間と馬では汗の分泌のメカニズムが違います。

人間の場合は気温が上がることによって皮膚が刺激されて汗が出ます。

暑熱時の体温を下げるのに効率のよいのが人間の汗です。

 

対して、馬の場合は運動時の体温を効率よく下げるために汗をかく機能が発達しています。

馬は汗をたくさんかくのにもかかわらず、夏の暑さに弱いのはこういう理由があるからなのです。

 

ちなみに他の動物では違った方法で熱を下げることもあります。

例えばウサギは長い耳がラジエーター(放熱器)としての役割を持っており、気温の高いときには大量の血液を耳に流すことでその表面から熱を逃がしています。

このような機能はシカの角やネズミの尻尾にもあるとされています。

 

動物たちも様々な方法を使って暑い夏を乗り切っているのです。

ウサギ

 

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プール調教

【馬の豆知識】

・プール調教

毎日本当に暑い日が続きますね。

こういう暑い日にプールに入ると気持ちのいいものです。

 

しかし、プールに入るのは人間だけではなく馬もプールに入ります。

とは言っても涼みに行くためにプールに入るわけではありません。

競走馬の場合には鍛錬としてプールが使われているのです。

 

人間の場合でもプールは運動としてとても効果的ですが、馬にとっても同じで脚元に負担をかけることなく筋力や心肺機能を鍛えることができます。

 

実は水泳による馬の調教はとても古い歴史があります。

昔は馬は軍馬として使われていました。

その時には川を泳いで渡ることも要求されました。

古くは平安時代末期、宇治川の戦いにおいて「するすみ」と「いけずき」の二頭の駿馬が、それぞれ主人を背にして急流の中で激しい先陣争いをしたとされています。

馬を泳がせることによる調教は「水馬」と呼ばれていました。

軍馬を川辺や海岸などに連れて行き、泳がせることによって戦に必要な持久力を養ったのです。

 

現在では、美浦トレーニングセンター(茨城県)や栗東トレーニングセンター(滋賀県)をはじめとした調教施設に競走馬用のプールがつくられており、日々鍛錬されています。

 

馬の比重は0.95と水よりも軽いのでプールに入っても体が沈むことはなく、ほとんどの馬がスイスイと泳ぎ出します。

しかし、人間と同じで泳ぐのが苦手な馬やプールを怖がる馬も中には存在します。

Blond haflinger swimming and looking at you

 

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