【馬にまつわる言葉】
・無事之名馬(ぶじこれめいば)
今回の馬にまつわる言葉は無事之名馬(無事是名馬とも書きます)です。
無事之名馬とは競走馬のことを指した言葉で、「走る能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬は名馬である」という考え方を表した言葉です。
作家の菊池寛が臨済録の「無事是貴人(ぶじこれきにん)」をもじって言ったものがこの言葉の起源とされています。
無事是貴人とは一年間、大きな災難に遭うことなく無事安泰に暮らすことができたということで、無病息災を寿ぐ言葉とされました。
サラブレッドは速く走るために品種改良を繰り返してきました。
そのためサラブレッドは速いスピードで走ることができるようになりましたが、「ガラスの脚」とも形容されるほどの細い脚を持っているため、常に骨折などの故障と隣り合わせです。
競走馬の場合はどんなに能力が高くても脚が弱くて走れなくてはその能力を十分に発揮することができません。
走る能力以前に丈夫な脚を持っている馬こそ「無事之名馬」として活躍が期待できるのです。
「無事之名馬」という言葉は現代では、競走馬の他にもスポーツ選手などにも当てはめられて使われることもあり、「健康第一」と同じような意味合いで使われています。
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