馬の豆知識
・馬にまつわる神社(貴船神社)
以前のブログで、馬にまつわる神社として京都の上賀茂神社をご紹介しました。
今回も馬にまつわる神社として京都市左京区にある貴船神社(きふねじんじゃ)をご紹介します。
春日灯篭が連なる石段の参道がとても幻想的な貴船神社。
御祭神は高龗神(たかおかみのかみ)という水の神様です。
御祭神が水の神様ということで、おみくじも水に浮かべるとその結果が書かれた文字が浮かび上がってくるという楽しいものです。
こちらが本殿です。
貴船神社は古くから「氣生根(きふね)」とも表記され、氣力の生ずる根源の地であると信仰されています。
そして、こちらが現在ではどの神社でも見られる絵馬です。
実はこの絵馬発祥の地がこの貴船神社なのです。
古来より雨乞いの社として名高い貴船神社では、日照りが続いている時には「黒馬」を、長雨を止ませたい時には「白馬」をその都度奉納し、祈願されていました。
しかし、その都度本物の馬を奉納するのも大変です。
そこで、馬に換えて「板立馬」を奉納したと平安時代の文献は伝えています。
この「板立馬」こそが、現在の絵馬の原形と言われています。
貴船神社の本宮には黒と白の馬の銅像が祀られており、貴船大神の御神霊が込められているとされています。
昔から馬は神様が乗る生き物と考えられていました。
馬を奉納することによって神馬(しんめ)に乗るために神様が降り立つとされていたのです。
本物の馬ではなく絵馬を奉納するようになった現在でも、馬は人々の願いを叶える神様の使いの象徴としてたくさんの人に信仰されています。
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