カテゴリー別アーカイブ: 馬の豆知識

歩法と消費エネルギー

【馬の豆知識】

・歩法と消費エネルギー

馬には大きく分けて4種類の歩法(常歩、速歩、駈歩、襲歩)があり、それを状況によって使い分けています。

馬はそのスピードに応じて、この4種類の歩法のうちのどれかを選んで移動しますが、その歩法の選択は消費エネルギーと関連があります。

エネルギーの消費量は基本的に襲歩>駈歩>速歩>常歩の順です。

しかし、あるスピード、例えば速い常歩で移動するのなら速歩で移動した方が消費エネルギーが少なくてすむといったことが生じてきます。

どの歩法でも単位距離を移動するためのエネルギーが最小となる速度範囲があることが実証されているのです。

 

人間で例えてみると競歩という競技があります。

この競技は全部のコースをひたすら歩き通しそのタイムを競うのですが、トップクラスの競歩選手になるとその時速はおよそ13kmにもなります。

普通はこのスピードで歩くのなら人は走ります。

人間でも歩くより走った方が楽であるというポイントが存在します。

馬も同じでそのスピードによって常歩より速歩、または速歩より駈歩の方が楽だというポイントが存在し、その移動スピードの状況によって4種類の歩法を使い分けているのです。

馬の歩法

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馬の熱中症

【馬の豆知識】

・馬の熱中症

最近ようやく朝晩涼しくなってきて暑さもマシになってきましたが、それでもまだまだ日中は暑いですね。

 

夏場に気をつけなければいけない疾病といえば熱中症です。

人間の場合もそうですが、馬ももちろん熱中症になります。

馬は寒さには比較的強いですが、暑さには弱い動物です。

熱中症にかかると体温が上昇し、呼吸が荒く元気がなくなり、さらに脳の温度が上昇することによって体内の調節機能が正常に作用しなくなってしまいます。

 

どんな病気でもそうですが、予防が大事で熱中症の予防には水を充分に飲ませることが重要です。

しかし、汗をかくと水分だけではなく塩分も大量に体内から奪われてしまうので、塩を飼い葉などに加えたりポカリスエットなどのスポーツドリンクを与えるのが効果的です。

 

熱中症になると脱水症を起こしますが、馬がこの脱水症を起こしているかどうか簡単にチェックする方法があります。

馬の首の皮膚(中央から肩より)をつまんでその皮膚の戻り方で脱水症かどうかを判断できるのです。

親指と人差し指で首の皮膚を持ち上げるようにつまんでから放します。

すぐに皮膚が元に戻れば正常ですが、なかなか戻らない場合は脱水症と判断できます。

普段からこのチェックをやっておくことで正常な状態と異常な状態をすぐに判別できるようになります。

手軽にできるチェック方法なので、特に夏場などには行うと良いでしょう。

ちなみに人間は熱中症予防として帽子を被ることがありますが、馬に帽子を被せて効果があるかどうかは不明です(笑)

馬の熱中症

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馬の花粉症

【馬の豆知識】

・馬の花粉症

春になると花粉症がツラいという人は多いのではないでしょうか。

そういう私もその中のひとりで春の花粉症の時季になるとマスクが欠かせません。

 

さて、馬には花粉症はあるのでしょうか?

実は馬にもジンマシンをはじめとしたアレルギー症状というものは存在します。

なので馬の花粉症があってもまったく不思議ではありません。

馬にはヘッドシェイキング(首振り動作)といって例えばエサの時などに何らかの要求がある時に頭を上下に振る行動があります。

このヘッドシェイキングをする馬を年間通して調べたところ3月から6月の間の花粉症の時季にヘッドシェイキング行うことが多く、またくしゃみをしたり涙が出たりしている馬も多いと言われており、これは人間でいう花粉症(アレルギー鼻炎)のような症状が原因ではないかとされています。

春に頭を上下に振っている馬がいたらその馬はもしかしたら花粉症かもしれないので、そういう観点で馬を観察してみるのもまた面白いかもしれませんね。

馬の花粉症

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白い汗

【馬の豆知識】

・白い汗

馬は汗をよくかく動物ですが、鞍の下などにかく汗は白く泡立っていることがあります。

何故、馬の汗は白いのでしょうか。

 

馬の汗にはラセリンという高濃度の糖タンパクが含まれています。

このラセリンが運動後などの馬に見られる白く泡立った汗の原因となっているのです。

ラセリンは汗が被毛を通って広がりやすくなる界面活性剤のような働きをしており、石けんと作用がよく似た物質が多く含まれています。

 

人間の場合だと体の一部を除いて毛はまばらにしか生えていません。

なので汗をかくと、その汗はすぐに皮膚に広がりそこから蒸発することによって効率よく体温を下げることができます。

しかし、馬の場合は体の全体が短い毛に覆われています。

そこで、ラセリンの効果によって汗が皮膚全体に広がりやすくし、体表からの放熱効果を高くしているのです。

 

馬は発汗量が非常に多い動物です。

運動によって高くなった体温をラセリンを含んだ汗によって下げており、いわば体全体をラジエーターのようにして健康を維持しているのです。

馬の汗

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