【馬の豆知識】
・馬の鼻血2
前回は馬の鼻血についてご紹介しました。
馬の鼻出血は外傷性による鼻からの出血と激しい運動後の肺からの出血(運動性肺出血 EIPH)があり、その発症原因についてご紹介しました。
実は運動性肺出血の原因としては馬の心臓が強すぎることもあるのです。
サラブレッドの競走馬は日々、厳しい調教によって鍛錬されています。
すると、鍛えることによって体の筋肉だけでなく、心臓までも強くなり大きくなるのです。
一般的に動物の心臓の重さは体重のおよそ0.6%ほどです。
しかし、サラブレッドの競走馬になると1%以上、運動能力に優れた一流馬になると1.2%~1.4%もあると言われています。
心臓は筋肉なので、鍛えれば大きくなります。
そして、心臓が強くなるとそれだけ血圧も高くなります。
しかし、肺はいわばスポンジのようなものなのでトレーニングによって鍛えられることはありません。
つまり、心臓の強さが肺の強さ(血管の丈夫さ)を追い越してしまうのです。
これはサラブレッドだけではなく、ドッグレースの犬でも同様のことが起こると言われています。
では、人間ではこのような運動性肺出血は起こるのでしょうか?
人間の場合は肺が痛むまで運動できるほどの心臓を持っていないために、たとえ一流のマラソン選手や短距離走の選手でも運動性肺出血を起こすことはないようです。
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