【馬の豆知識】
・蹄のクッション効果
馬の蹄は人間の爪と同じケラチンというタンパク質が成分となりできています。
ただし、馬の蹄は人間の爪とは比べものにならないぐらい厚く、また適度な粘性と堅さを兼ね備えているために相当の衝撃を受けたとしても簡単には割れることはありません。
サラブレッドの競走馬は時速60km以上ものスピードで走っています。
走っている時に馬の脚には1トンほどの力がかかると言われています。
サラブレッドは走っている間、脚が着地するたびに脚先はそれだけの衝撃を常に受けていることになるのです。
これだけの衝撃を走るごとにダイレクトに受けていれば乗っている騎手も馬もたまったものではないはずです。
なのに、馬は何事もなかったかのようにスムーズに走ってスイスイと前進していきます。
これは馬の体には衝撃を大幅に緩和する装置である蹄が備わっているからです。
蹄の蹄壁の内側には跖枕(せきちん)と言われる柔軟性のある組織があります。
跖枕はクッション装置として重要な役割を果たしており、車で言うとエアバッグのような働きをしています。
走っている時に蹄の底面で受けた強い衝撃を左右にふくらむことで吸収し、弾力材のような効果があるのです。
さらに、この時に蹄壁も左右に広がります。
そして、跖枕で吸収しきれなかった衝撃は柔軟性のある腱で支えられた関節でさらに緩和されるのです。
この蹄のクッション効果があることにより馬も乗っている人もスムーズに走って前進することができるのです。



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