【馬の豆知識】
・蹄の衝撃を緩和する機能
蹄壁は植物の竹のような「しなやかさ」と堅固さを備えているということを前回のブログでご紹介しました。
しなやかな蹄壁はその前半部分がドーム状になっており、このドーム状の蹄壁の内部に蹄骨が吊り下げられています。
なので、蹄骨にたくさんの荷重がかかっても強度を発揮するのです。
しかし、蹄骨は蹄の前半部分に吊り下げられているので蹄の後半部分はドーム状にはなっておらず、蹄骨とは連結していません。
なので、蹄の後半部分は蹄骨にかかる荷重を直接支えているわけではありません。
しかし、蹄の後半部分にも衝撃を緩和する機能があるのです。
蹄の裏を見るとかかとの部分に蹄叉 (ていさ)と言われる部分が存在しています。
そして、軟角質である蹄叉の深部には蹄骨の代わりに跖枕(せきちん)と呼ばれる部位があります。
この跖枕が蹄に荷重を受けたときにクッション効果として働いているのです。
また、蹄が着地して荷重がかかると蹄のかかとの部分が横方向に広がります。
そして、蹄が地面を離れようとするとかかとは元に戻りますが、蹄のつま先が地面を離れる直前には元々の位置よりもかかとが狭くなっているのです。
このようにかかとが拡張と収縮を繰り返すことを蹄機作用(ていきさよう)といい、この一連の動きが一歩ごとに繰り返されているのです。
この蹄機作用はクッション効果として蹄にかかる衝撃を緩和しています。
そして、実はこの蹄機作用には衝撃を緩和するクッション効果の他にももう一つ重要な役割があります。
それはまた次回のブログで!
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