馬の下肢部のしくみ

【馬の豆知識】

・馬の下肢部のしくみ

馬は全力で走ると時速60キロ以上のスピードで走ることができます。

また、障害を飛越したりと様々な運動をこなすこともできます。

このように速く走ったり高く飛んだりと馬が運動をすることができる秘密はその肢の仕組みにあります。

今回のブログでは前肢の下部の仕組みについてご紹介したいと思います。

馬の下肢部

馬の下肢部には4本の筋肉が付いています。

肢の前面に外側指伸筋と総指伸筋。

肢の後面には浅屈筋と深屈筋。

この4つの筋肉はどれも前肢の肘関節のあたりから肢の先、蹄のあたりに向かって伸びています。

ただ、筋肉といっても筋質はわずかで、腕関節の下あたりになると腱質となるので4本の筋肉は腱が大半を占めているということになります。

 

2本の伸筋はそれぞれ肢の前面から下に向かい外側指伸筋は繋骨に、総指伸筋は蹄骨の上側に付着します。

 

そして、2本の屈筋は肢の後ろを下に向かい、浅屈筋は球節の後ろを過ぎると2つに分かれ、1つは繋骨の下側に付着し、もう1つは冠骨の上側に付着します。

深屈筋は浅屈筋に沿って、その内側を並んで下に向かい蹄骨の後面に付着しています。

 

馬はこの4本の筋肉(腱)を有効に使って肢を動かしているのです。

 

常歩、速歩、駈歩、襲歩。馬は色々な歩法を使い、それぞれの歩法によってスピードも違います。

もちろん襲歩や駈歩のようなスピードの出る歩法では筋の活動は強くなり、常歩のようなゆっくりのスピードの運動になると筋の活動は弱くなります。

しかし、筋の活動のパターンは基本的には常歩も駈歩も同じなのです。

 

次回のブログでは筋の活動パターンについてご紹介します。

馬の肢

 

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