馬の下肢部の活動パターン

【馬の豆知識】

・馬の下肢部の活動パターン

今回のブログでも前回のブログに引き続いて馬の下肢部の仕組みについてご紹介します。

馬の下肢部

馬の下肢部には4本の筋肉(腱)があります。 常歩のような軽い運動のときよりも駈歩のようなスピードの出る運動の方が当然、筋にかかる負担も大きくなり、筋の活動の強度は大きくなります。

しかし、強度は変わってきたとしても、筋の活動パターンは常歩のときも速歩のときも駈歩のときも基本的には同じなのです。

 

ここでは総指伸筋、深屈筋、浅屈筋の活動パターンについて見てみます。

まず、肢の前面にある総指伸筋の活動パターンを見てみると、この筋は肢が地面に着地する直前のわずかな時間にのみ活動します。 そして、それ以外の場面では全く活動しません。

 

次に肢の後面にある深屈筋と浅屈筋ですが、この2つの屈筋はほとんど同じ瞬間に揃って活動します。

まず、肢の着地の直前に活動が開始します。

そして、肢の着地と同時に更に活動が強くなります。 その後、肢が前方に少し傾斜した辺りで活動が止まります。

下肢部の筋はこのような活動を行います。

ではなぜ、常歩や速歩、駈歩など歩法が違っても筋の活動パターンは変わらないのでしょうか。 それは、歩法が変わっても肢の動き方自体は基本的に変わらないからです。

肢の動きを見てみると、まず蹄が地面から離れます。

そして、肢が前方に振り出されます。

その後に蹄が地面に着地します。

蹄を支点として肢が前方に回転し、再び蹄が地面から離れます。 この肢の動きは常歩であろうと速歩であろうと駈歩であろうと変わりません。

肢の回転する範囲であったり、前後への振り幅の大きさが変わるだけです。

肢の動きのパターンが基本的に同じならば、それを制御する筋の活動パターンも変わらないということになるのです。

馬の下肢部の活動

 

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