【馬の豆知識】
・馬の心臓
前回は馬の血液について取り上げました。
馬、特にサラブレッドの血液は他の動物に比べて多く、表面積も大きいために効率よく身体中に酸素を運搬できるということでしたが、今回はその血液を身体中に送りだすポンプの役目をしている心臓について取り上げたいと思います。
馬(サラブレッド)は身体が大きいのでもちろん心臓も大きくできており、その大きさは約4キログラム~5キログラムほどです。
馬の体重が約400キロ~500キロぐらいですから、心臓の大きさは体重比にすると約1%ほどです。
ちなみに人間の心臓は約250グラム~300グラム程度で体重比にすると約0.4%~0.5%ぐらいですから、サラブレッドの心臓は体重比では人間の2倍以上も大きい割合を占め、単純な重さの比較では人間のおよそ16倍にも達します。
「スポーツ心臓」という言葉があるように人間でもスポーツ選手などがトレーニングによって心臓が大きくなることが確認されていますが、馬の心臓も同じでトレーニングによって大きくなることが研究によって確認されています。
サラブレッドの心拍数は安静時では普通1分間に約30回~35回ほどですが、トレーニングを積んだ馬では30回以下の馬も少なくありません。
しかし、競走馬の場合ではレース中などは約230回~240回まで一気に心拍数が上がります。
このように心拍数の上下の変動幅をとってみてもサラブレッドがいかに走ることに適しているかが分かるでしょう。
しかし、心拍数が増えるのは何も運動しているときだけには限らず何かに驚いたりしたときでも心拍数は簡単に100回を超えてしまいます。
このように馬はその身体の大きさや心臓の大きさに似合わず、とてもデリケートな心を持っています。
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