ブルトン

【馬の種類】

・ブルトン(Breton)

ブルトン
ブルトンはフランスの北西のブルターニュ地方が原産で、ブルターニュ地方の在来馬にペルシュロン、ブーロンネ、アルデンネなどの品種を交配し誕生した重種です。
体高は約150cm~160cmで毛色は栗毛や糟毛(かすげ)が多く見られ鹿毛や芦毛も見られますが、青毛はこの品種では見られません。
ブルトンは強力な筋肉を持ち、短い頸と太くてたくましい胴が特徴です

ブルトンには以前は4つのタイプの馬がいましたが、現在は2つのタイプの馬が公式に認められており、ポスティエ・ブルトン(Postier Breton)とトレ・ブルトン(Trait Breton)に分類されています。
ポスティエ・ブルトンはノーフォークトロッターやハクニーとの交配の結果に誕生しました。
このタイプの品種は中央ブルターニュ地方で主に育成され、その優雅な歩き方は馬車馬としてや農耕馬として優秀です。
また、トレ・ブルトンの方はアルデンネの血が入っており、ポスティエ・ブルトンよりもやや大柄で主に食肉用として生産されています。

ブルトン2ブルトンは日本へは明治以降に多く輸入され、産業馬の品種改良に使われました。

ペルシュロンとともに北海道でのばんえい競馬に用いられている馬にはこの品種の血が多く含まれています。

ポスティエ・ブルトンは品種改良のために日本の他にも北アフリカ、スペイン、イタリアなどにも輸出されています。

活発でスピードがあり農作業をこなせることからもフランスではブドウ園などでの作業でも活躍しています。

 

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ウェストファーレン

【馬の種類】

・ウェストファーレン(Westfalen)

ウェストファーレン
ウェストファーレンはドイツ西部のウェストファーレン地域が原産の中間種でウェストファーリアンとも呼ばれることもあります。
ドイツのウェストファーレン州立牧場で認定された馬のことを指すのがこの品種です。

ウェストファーレンは馬場馬術用や障害飛越用の馬として世界的に評価が高くオリンピックなどの馬術競技で活躍しており、同じく馬術競技馬として世界的評価の高いハノーバーと原種が近く、ドイツではハノーバーの次に多く生産、育成されており乗用馬として非常に人気の高い品種です。
また、近年では日本でもウェストファーレンの種牡馬を輸入して乗用馬の生産、育成を行っています。

ウェストファーレン2ウェストファーレンの体高は約154cm~174cm、体重は約450kg~580kgで非常に弾力のある歩様が魅力的な品種です。
毛色は鹿毛、栗毛、芦毛、青毛でそれ以外の毛色は稀にしか見られません。

ウェストファーレンの最初の種牡馬は東プロイセンから導入され、当時のトラケナーとよく似た品種でした。
サラブレッドの血も入っており機敏さも兼ね備えていたと言えるでしょう。
そのために当時のドイツでは騎兵隊の馬として使われていました。
現在では馬場馬術や障害飛越競技などで活躍しており、ハノーバーと共に乗馬用の馬として日本でも非常に人気のある品種です。

 

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ハノーバー

【馬の種類】

・ハノーバー(Hanoverian)

ハノーバー

ハノーバーはドイツ・ザクセンが原産の中間種で1600年代に成立しました。

そして、その後にサラブレッドやトラケナーの血の影響を受けている品種です。

体高は約153cm~170cmで平らな頭部を持ち、頸、胸、肩、腰はいずれもたくましく、気性も素直で従順です。

毛色は鹿毛、栗毛、青毛、芦毛など様々なものが見られます。

 

ハノーバーは元々は馬車用の馬としても使われており、1700年代から1930年代まではイギリス王室の牧場で生産され王室の儀典馬車用の馬として使われていました。

馬車を引くパワーがある品種にサラブレッドの血を導入することにより、機敏さを兼ね備えることに成功しました。

ハノーバー2

ハノーバーはその良い気性、機敏な動き、美しさ、優雅さで知られており、ドイツでは特に乗用馬としての人気が非常に高い品種で、馬場馬術や障害飛越の競技馬として世界的にも高い評価を得ておりオリンピックの馬術競技でも金メダルを獲得した実績もあります。

世界の馬術で使用されている馬のおよそ80%がハノーバーと言われているほどで、その丈夫さからも愛好家が多く、馬術において非常に優秀な品種と言えるでしょう。

 

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ハクニー

【馬の種類】

・ハクニー(Hackney)

ハクニー

ハクニーはイギリスが原産の品種で、ノーフォークトロッターなどを基礎にして作られた中間種です。
体高は約140cm~153cmで毛色は鹿毛、黒鹿毛、栗毛、青毛などで美しい被毛を持っており、小さな頭に小さな耳、大きな目が特徴で体はたくましく尾が高い位置に水平に付いている特徴があります。
また、アメリカでは尾を高く上げさせるために尾根の毛を刈る習慣もあります。

剛健で持久力があり、馬車を引いてもスピードと持久力が落ちないのが長所です。
昔、自動車が普及するまでは交通手段として使われており、軍馬としても活躍していました。
現代ではその役目は終えましたが、馬車競技用として活躍を続けています。

ハクニー2
主に馬車用の馬として使われているハクニーはハクニー歩様という脚を高く上げて馬車を引く優雅な仕草で有名で馬車馬としては最上級の品種です。
このハクニー歩様は肘と膝を高く上げ、直線的で確固とした芸術的な歩様で、競技などで審査を行う場合はこのハクニー歩様が最も重要視されます。
この歩様を際立たせるために蹄は長く伸ばしています。
ハクニー歩様は馬だけでなく、犬などの他の動物の芸術的審査を行う場合も重要視されます。

日本では現在ではハクニーはほとんど見られませんが、海外では改良が進められているところもあり、力強さよりは美しさを重視して改良されています。
現在は馬車の実用というよりは競技用に生産されているところが多いようです。

ハクニーにウェルシュポニーやフェルポニーを交配して誕生した小型のハクニーポニーという品種もあります。

 

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