【馬の豆知識】
・馬の尻尾
馬には人間にはない部位として尻尾というものが存在します。
動物によって尻尾の役割は様々ですが、どの動物にとっても尻尾は重要な役割を果たしており非常に便利なものです。
例えばキツネの尻尾は太くて長く、移動の時にバランスをとるのに有効です。
カンガルーも同様に太い尻尾を持っており、尻尾だけで体全体を支えることができるほどに発達しています。
また、ネズミの尻尾は血流量を調節することができラジエーターのように体温調節を行っていると考えられています。
そして、みなさんがよくご存知なのは犬でしょう。
犬は喜んでいるときに尻尾を振ることから、感情を表現する手段としてやコミュニケーションをとるために尻尾は役立っています。
馬の場合も尻尾は感情を表し、気分が高揚しているときは尻尾を高く持ち上げますし、何かに恐怖を感じたり服従を表すときには尻尾を両後肢の間に巻き込みます。
このように馬の尻尾も感情を表したりコミュニケーションをとるときにも使われますが、もう一つ大きな役割があります。
乗馬をされている人には夏場によく見ると思いますが、体にハエやアブが止まったときに尻尾を振って追い払います。
近くで見ているとよく分かるのですが、尻尾の届く範囲のハエやアブなどは確実に追い払われています。
では尻尾の届かないところ、例えば肩先などに止まった場合はどうするかというと皮膚をブルブルと激しく震わせて虫を追い払っています。
このように皮膚を震わせることができるのは皮下にある皮筋の働きによります。
皮筋は他の筋肉と違い骨格から離れて皮膚に付着している筋肉で、顔と頸、体幹の前部にかけて分布しており尻尾の届く範囲には皮筋は存在していません。
実によくできた体の仕組みになっていますね。
ちなみに経験した人にはよく分かるかもしれませんが、夏場に馬の手入れをしていて振った尻尾が当たると結構痛いです。
特に顔面に尻尾ビンタをくらった時などはなおさらです(笑)
そりゃ虫も止まれないはずですね。
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