クロスカントリー

・クロスカントリー

総合馬術競技

クロスカントリーは野原や丘、森などの自然に近い状態のコースに生垣、竹柵、水濠、乾濠、池などの障害を設置して行われます。

通常の障害飛越競技で使用されているバーなどと違ってクロスカントリーでは丸太などの固定された障害を使用するため、馬が肢を当てても障害が落下することがなく、飛越のタイミングを大きく間違ってしまうと人馬ともに転倒してしまう危険性もあります。

クロスカントリーは世界レベルの大会になるとコースの全長は6km以上になり、障害は40箇所以上になる場合もあります。

障害によってはロングルートというものも設定されており、こちらを通ると障害は簡単に通過できますがその分だけ遠回りしなければならず走る距離が長くなるのでタイムは遅くなります。

ダイレクトルートを通過すると走行距離は短いですが、障害の難易度が高く落馬や逃避のリスクがあります。

時間はかかってもロングルートで無難にいくか、リスクを背負ってでもダイレクトルートで時間短縮を狙うかは騎乗者の判断に委ねられるので馬の能力や気性などを考えてどちらのルートを選択するか決定します。

 

このコースの規定タイムを超えてしまうと減点になり、また途中の障害を馬が拒否したり逃避、または落馬した場合も減点や失権となります。

それだけに人馬の呼吸とテクニック、そして人馬ともに障害を跳び超える勇気がより一層必要となります。

クロスカントリーは通常の障害飛越競技よりも駈歩のスピードが速いためにとても迫力満点です。

総合馬術競技として馬場馬術競技、障害飛越競技とともに競技に組み込まれておりクロスカントリーは2日目に行われています。

 

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総合馬術競技

・総合馬術競技

総合馬術競技は3日間を通して争われる競技で、1日目に馬場馬術競技(調教審査)、2日目にクロスカントリー(耐久審査)、3日目に障害飛越競技(余力審査)が行われ全ての競技を同一の人馬で競い、3日間の合計減点の少ない人馬が上位になります。

総合馬術競技は3日間を通して行われることから「3日競技」(スリーデーイベント Three Day Events)とも呼ばれておりオリンピックの種目としても採用されています。

国際馬術連盟(FEI)の「FEI総合馬術競技会規定」によると「総合馬術競技は馬術の要素をほぼ全て盛り込んだ複合競技であり、多岐に渡る馬術競技での経験と自馬の能力に対する的確な認識を選手に求め、馬には正しい情報に基づく理にかなった調教で培われた一定の総合能力を求めるものである。」と記されています。

クロスカントリー

異なる3種目を3日間通して行うことから、どの競技でもバランスよくこなすことができるような能力やテクニックが要求されるのはもちろんですが、競技期間中の馬のコンディションの維持なども重要になってきます。

3日目の障害飛越競技の前には獣医師による馬体検査が行われ、馬が競技を続けることができるコンディションかどうかをチェックされそこで合格した馬のみが競技を続行することができ、不合格の場合は競技に参加することができなくなります。

総合馬術競技は人馬の技術や能力だけでなくタフさなどの全ての要素が試されるまさに馬術の総合力が問われる競技だと言えるでしょう。

 

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天高く馬肥ゆる秋

【馬にまつわる言葉】

・天高く馬肥ゆる秋

9月に入って暑さもマシになってきて少しずつ秋の気配を感じられるようになってきましたね。
さて、今回ご紹介する馬に関する言葉は「天高く馬肥ゆる秋」です。
秋になると空気は澄み渡り、空も高く感じられ、草も育つので馬も食欲を増して立派に肥える季節であり、秋の季節の素晴らしさを例えた言葉です。
この言葉は手紙などで時節の挨拶として使われたりします。

「天高く馬肥ゆる秋」という言葉を聞くと一見ほのぼのとした風景を思い浮かべるかもしれませんが、この言葉の由来は実はそんなほのぼのとしたものではなかったのです。

この言葉の出典は約2000年前の中国の漢書と言われています。
この時代には中国の北西部(現在のモンゴル地方)を中心として支配していた匈奴(きょうど)と呼ばれる遊牧騎馬民族がいました。
モンゴル地方の冬は厳しく、なかなか草なども育たないので馬も痩せ細ります。
しかし、夏の間に草は育ち馬はそれを食べて肥えることにより力がつきます。
そして、秋になると力をつけた馬に乗った遊牧騎馬民族が中国に攻め入ってくるのです。
なので、この言葉のもともとの本当の意味としては昔の中国において「遊牧騎馬民族来襲に対する注意の言葉」だったのです。

ただ、現在ではそういった意味で使われることはほぼなく、秋の季節の素晴らしさを表す言葉として定着しています。
秋になると馬だけでなく人間も食べ過ぎてしまって太ってしまうのでくれぐれも食べ過ぎには気をつけましょうね(笑)
天高く馬肥ゆる秋

 

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