馬の触覚

【馬の豆知識】

・馬の触覚

乗馬において馬の触覚はとても重要な役割を果たしています。

脚で圧迫して前進する、脚をズラして駈歩を出すなど騎乗者が馬に指示を出す時にはこの触覚を利用してコミュニケーションをとっています。

特にお腹は馬にとって敏感な部分なので僅かな動きでも感じ取ることができます。

 

そして、馬の鼻先も特に敏感で唇を細かく左右に動かしながら食べ物とそうでないものを器用に分類しています。

馬房の中で乾草に小石やチップなどが混ざっていたとしても乾草だけ器用に選んで食べることができるのです。

 

また、夏場などにはハエやアブなどが寄ってくると敏感に反応し、尻尾や肢などを使って追い払います。

尻尾や肢が届かないところに虫が止まったら皮膚をブルブルと震わせて虫が止まらないようにしています。

あれだけ大きな身体をしているのに小さな虫が止まっただけですぐに反応するところを見ても馬は敏感に触覚を感じることができると言えるでしょう。

馬の触覚

この写真のように馬を放牧に出すと気持ちよさそうに寝転んで砂浴びをしますが、これも元々は皮膚についている寄生虫を落とすための行動だと言われています。

砂浴びが好きな馬は多く、この行動も触覚を利用した馬にとってのストレス解消法と言えるかもしれません。

 

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馬の嗅覚

【馬の豆知識】

・馬の嗅覚

馬はとても嗅覚が優れている動物です。

嗅覚は仲間を識別したり、食べ物を見つけたりする時などに使います。

近づくと人間に鼻をすり寄せてきたりすることがありますが、これは嗅覚で人を認識しようとしているのです。

嗅覚は馬同士のコミュニケーションでも重要な役割を果たしており、牡馬が牝馬の発情を匂いで感じ取ったりします。

また、産まれたばかりの仔馬を母馬がペロペロと舐めるのですが、これは仔馬の匂いを覚えるためだと言われています。

馬の鼻

この写真のような表情をしている馬を見たことがある人も多いでしょう。

「馬が笑う」と形容されるこの表情はフレーメンといい、鋤鼻器(じょびき)または、ヤコブソン器官と呼ばれる嗅覚器官を空気に晒すことによってより多くの臭い物質を取り入れようとする行動だと考えられています。

フレーメンは主にフェロモンの受容を行う時に見られる動作で異性の尿の臭いを嗅いだ時などに行ったりします。

例えばタオルで牝馬を拭き、そのタオルに牝馬の匂いがついたまま牡馬の顔を拭こうとするとフレーメンをしたりします。

また、今までにあまり嗅いだことがない香りやいい香りがするときにもフレーメンをすることがあり、香水の香りやタバコの煙などを嗅いだ時などにも見られる行動です。

 

馬の嗅覚の感度は人間のおよそ1000倍とも言われており、いかに馬が嗅覚に優れているかが分かるでしょう。

 

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馬の尿

【馬の豆知識】

・馬の尿

人間の一日の排尿量の平均は1リットル~1.5リットルです。

これに対して馬の一日の排尿量は3リットル~9リットルです。

一見、かなり多いように見えますが体重1キロあたりに換算すれば人間の半分程度にしかならず動物全体で見てもかなり少ない部類になります。

その日の気温や運動量にもよりますが、馬が一日に飲む水の量は20リットル~40リットルということを考えてもかなり少ないことが分かるでしょう。

排尿量が少ない原因として馬は汗をかく量が多いこと、乾燥した草原地帯で進化を繰り返してきたために腎臓での水分の再吸収の機能が他の動物に比べて発達していることなどが考えられます。

馬の尿

馬の尿は人間と比べて粘り気があります。

馬はほとんど腎臓の病気にはかからないのですが、その理由のひとつとして尿に粘り気があることがあげられます。

尿は腎臓でつくられますが、その尿に粘液腺で分泌された粘液が混ざっています。

この粘液に抗菌作用があることにより馬は腎臓の病気にかかりにくくなっているのです。

 

人間はオリンピックなどの大きな大会では競技後にドーピング検査で尿を検査しますが、それは馬も同じでオリンピックなどの馬術競技後には尿を検査してドーピングをしていないか調べています。

また、競馬でもレース後に尿検査を行い不正防止を徹底しています。

 

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クロスカントリー

・クロスカントリー

総合馬術競技

クロスカントリーは野原や丘、森などの自然に近い状態のコースに生垣、竹柵、水濠、乾濠、池などの障害を設置して行われます。

通常の障害飛越競技で使用されているバーなどと違ってクロスカントリーでは丸太などの固定された障害を使用するため、馬が肢を当てても障害が落下することがなく、飛越のタイミングを大きく間違ってしまうと人馬ともに転倒してしまう危険性もあります。

クロスカントリーは世界レベルの大会になるとコースの全長は6km以上になり、障害は40箇所以上になる場合もあります。

障害によってはロングルートというものも設定されており、こちらを通ると障害は簡単に通過できますがその分だけ遠回りしなければならず走る距離が長くなるのでタイムは遅くなります。

ダイレクトルートを通過すると走行距離は短いですが、障害の難易度が高く落馬や逃避のリスクがあります。

時間はかかってもロングルートで無難にいくか、リスクを背負ってでもダイレクトルートで時間短縮を狙うかは騎乗者の判断に委ねられるので馬の能力や気性などを考えてどちらのルートを選択するか決定します。

 

このコースの規定タイムを超えてしまうと減点になり、また途中の障害を馬が拒否したり逃避、または落馬した場合も減点や失権となります。

それだけに人馬の呼吸とテクニック、そして人馬ともに障害を跳び超える勇気がより一層必要となります。

クロスカントリーは通常の障害飛越競技よりも駈歩のスピードが速いためにとても迫力満点です。

総合馬術競技として馬場馬術競技、障害飛越競技とともに競技に組み込まれておりクロスカントリーは2日目に行われています。

 

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